TAK_610が語る

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代表観戦記/20240114 アジア杯vsベトナム

トルシエとの戦い。あれから20年経ちましたが、トルシエ戦術、フラット3は世界のトップ20に入る日本と戦えることを示してくれました。

ラインコントロールしながらスペースを消して守りを固め、ボールを奪えばスピードのあるカウンター。前のめりの日本がスピードについていけず苦し紛れのファール、クリアをすればデザインされたセットプレー。戦術が徹底されていて、日本は見事にハマってしまいました。

それでも結果4点をとって勝ち切る日本は20年前のトルシエジャパンとは別次元に強くなっています。ゴール前を固められても、ワンタッチパス、ダイレクトプレーでスキマを作ってゴール。撃てるならミドルも躊躇なく。そしてしっかり枠をとらえている。トルシエに日本の成長をしっかり見せつけました。

それでも2点取られた反省は忘れてはいけません。前がかりになってプレスがハマらなかった時のリスクマネージメントの失敗が2失点になっています。

日本のストロングポイント、右からの崩しが機能しなかったのは左サイドが脅威にならなかったから。中村敬は左サイドから切れ込んでくる動きはいいのですが、左サイドが起点になって守備を崩す動きが今一つ。これは左SBの伊藤のオーバーラップのタイミングが悪すぎるからです。日本代表に欠けた最後のピースが左SB。次戦は中山を試してそれでどれだけ改善するのか見てみたいところです。

2失点したことでGK彩艷に厳しい評価をつけた記事もありましたが、少なくとも最初の失点はどうしようもなく、相手のバックヘッドを褒めるべき。運良くあのコースには飛んだのでしょうがその運を狙った見事なゴール。2失点目はセーブして弾いたボールを蹴り込まれたのも責めるのは酷。もっと強く弾き出せればとは思いますが、セービングしたシュートを撃たれた守備の方が問題だし、そのスキを作ったベトナムのセットプレーの精度を褒めるべきです。

MOMは文句なく南野。タッチ数少なく決定的な仕事をするいい時の南野が全開でした。

次はイラク戦。修正点はクリアですし、日本の強さを見せつける試合を期待します。

 

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