TAK_610が語る

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代表観戦記 E-1選手権

一体、何のための大会なのだろうか。代表に選ばれた選手は何を基準に、何を目的に選出されたのだろうか。すべてが中途半端な大会だから、サポも何を見るべきかもわからず、チケットも売れない結果に。テレビ観戦していても、見どころが定まらず、選手個人の頑張りも圧倒的な違いを見せてくれたPSGを見た後では物足りなさしか感じず、寝落ちしてしまうほど。東アジアの2軍戦で優勝の意味もなく、チーム強化にもならず、協会の収益にもならず、1-2人の代表バックアップをセレクションするだけの意味しかない大会。挙句、ラフプレーで宮市が負傷することになり踏んだり蹴ったり。こんな大会止めてしまえばいい。

代表のバックアップメンバー選びの観点では、結局、大迫の役割ができるタイプは日本にはいないことがあからさまに。町野は可能性は感じるがカタールで1トップを任せる信頼までにはならない。上田綺世に希望だが、1トップでない戦術オプションも想定しておく必要がある。

相馬は今大会では光っていたが、代表には南野、三苫、伊東純也、堂安、久保、原口元気とサイドプレイヤーがいて、ここに割って入るのはハードルが高い。

藤田はカタールの先を考えれば、控えでも大舞台を経験させる意味はありそう。ボール奪取力があって、正確なパス出しもできるのはボランチインサイドハーフのバックアップでいける。原口元気、柴崎、橋本のバックアッパーの誰かとの入れ替えもありかと。

発見は小池龍太。E-1では右サイド起用でいいパフォーマンス。マリノスでは左サイドでも起用されてもいる。サイドバックは右は酒井、山根といるが左は伊藤洋輝、長友、中山と磐石とは言えない。左右どちらもできる小池を控えにいるといざという時に助かりそう。

キーパーは順当に行けば谷が3人目だが、今回、レッズでレギュラーを取れない彩艶をあえて代表招集して香港戦で起用したことからもパリ五輪、4年後のW杯は彩艶の正GKを協会としてイメージしての英才教育。第3GKの出番は基本的には無いと考えれば、次の正GKと目される選手が選ばれるのでしょう。

ベテラン水沼宏太代表初招集の狙いはなんだったのでしょう。同じベテランでも、常連の佐々木は最終テストと分かるし、若手は経験をつませる狙いと分かるが水沼は本戦招集候補と見ての招集だったのか。水沼のようにサイドでゲームを作れるタイプが代表にはいないので変化を持たせるには面白いと思うが、サイドは候補が多いのでそこに割って入るのはさすがに厳しいかと。

と、結局、代表選考に残るのは誰かという観点で見てしまったわけだが、マスコミも含めてノーマークの小池が個人的には印象に残った選手。果たして、9月の代表戦にここから呼ばれる選手が何人いて、カタールまで行ける選手が出るのか。そうしてみれば、楽しめる部分もあって、開催した意義もあったのかも。