W杯予選は結果を求められる戦い。中国戦は絶対に勝利という結果が求められていた一戦なので、内容はともかく2-0の勝利は結果が得られたことになります。
それでなくてもメンバー固定傾向の日本代表で、鉄板の最終ラインだった吉田/富安の代表離脱は大ピンチ。代役の谷口/板倉は二人ともフロンターレ出身ではありますが、実戦で二人が組んで出場した試合ってありましたっけ。結果、中国が無策で、最終ラインの仕事がほとんどなかったので、ピンチがありませんでしたが、それだけに、次のサウジ戦でも戦えるのか確認になりませんでした。
気になったのは左サイド。中盤3人の裏にボールが出てくることはほぼなかったにも関わらず、長友がオーバーラップして上がるシーンが交代直前くらいしかなく、左からの崩しは、中山の投入までほぼ皆無。南野のポジショニングにも疑問はありましたが、左にスペースがあるのに活かせていなかったのがこの試合。右からも、左からもという揺さぶりができていれば、もっと点は取れていたのではと。
次のサウジ戦は最終予選の天王山です。ホームアドバンテージでなんとか勝ちたい一戦です。美しいサッカーでなくてもいい。泥臭くても勝利という結果を求めていきたい一戦です。
