まずは無事に試合ができたことが最大の成果。コロナ感染クラスターで試合中止にでもなればオリンピック開催に水を差すことになっただけに、クラスターが広がらずに、対策効果の有効性が証明できたことになります。
南アはまともな試合ができるのか心配でしたが、今できる試合をしっかりやってきたので見応えのある試合でした。この状況でニッポンを苦しめた南アの善戦を称えたいと思います。
ニッポンの不安はイエロー3枚。レフリーの不思議な判定はいくつもあり、イラつくのもわかりますがイエローをもらっても何の得もありません。しかも、もらった場面がそのプレーをする必然性がなく、特に中山は何を言ったのかはわかりませんがベンチに退いた後のイエローは全くのムダです。
見せ場は久保の決勝ゴールですが、あの時、なぜ、久保はフリーになれたのか。中を固めていた南アに対し、中央ではフリーにしてもらえないので、サイドに開いたポジションをとっていたことです。1トップの林大地はオフサイドゴールもあり、何度も決定的なプレーをしていたのでマークは外せません。久保と入れ替わっていた堂安は何度もドリブル突破を図っていたのでマークがついてディフェンスライン全体がケアしていました。真ん中に構えるこの2人に引っ張られて、久保へのケアが甘くなっていました。そのスキを突いた見事なプレーでした。
フランスに圧勝したメキシコは思っているより強そうです。メダルを目指すには負けるわけにはいかない相手。ニッポンのサッカーをやりきればきっと勝てます。がんばれニッポン!
【U-24日本1-0U-24南アフリカ|採点&寸評】まさかの大苦戦もウノゼロ勝利!千金弾の久保が最高評価! | サッカーダイジェストWeb