TAK_610が語る

サッカー、旅、食べ物、モノなどなど、いろいろ語ります

代表観戦記 2021 0717 U24 vs スペイン

ニッポンのポゼッションが低い試合を久しぶりに見ました。でも、これが世界の強豪との闘いでは普通の光景で、ここでどう戦えるのかがポイントでした。

そして、このオリンピック代表は、見事な戦い方をしてくれました。スペインが来日直後でコンディションが完全でなかったことは割り引く必要がありますが、守備ブロックをしっかり固めて決定的チャンスを与えず、ボールを奪って素早い縦への攻撃という基本戦術を前半は徹底できていました。後半は、メンバー交代もあって、連携にもほころびが生じて同点ゴールを許しましたが、それでも、スペイン相手にいいゲームでした。本当にメダルに手が届くことへの期待がますます高まりました。

久保と堂安はヨーロッパで結果を出している選手の実力で、あえて論評するまでもありません。驚きはこの1ヶ月半での林大地の成長。バックアップメンバーからレギュラーへ大逆転もありそうなプレーぶり。足元の技術は、もっと磨いてほしいものはありますが、ポストもできるし、飛び込むプレーもあり、また、相手を背中でおさえて振り向いてのシュートも撃ってと評価爆あがりです。

一方で、この試合でも起用されなかった三苫はこのチームでの評価は低いのでしょうか。相馬がこの試合では決定的な仕事こそありませんでしたが、守備でもきっちり機能していたことから、守りの時間が増える五輪本番は守れる相馬をレギュラーとして起用するということに思えます。

ボランチも五輪本番で守り優先の試合では田中碧ではなく板倉が優先されるのかもしれません。

サイドバックは、旗手の起用に少々驚きましたが、スペイン相手に守備でも通用するのかの最終テストだったのかもしれません。結果は、問題を生じずに合格判定でしょう。守備はOKで攻撃参加で厚みも持たせられる旗手が左サイドバックのレギュラーとなって五輪本番でも通用すれば、フル代表の左サイドバック問題の答えにもなりそうなので、期待してみていきたいと思います。

キャプテン吉田麻也もインタビューで口にしていましたが、無観客は残念ですし、晴れ舞台を家族にも見てもらえないアスリートの気持ちは痛いほど感じました。それでも、中止にならなかっただけ良かったという前向きな気持ちで世界にスポーツの持つ力を届けて欲しいと期待しています。

メダルを期待したいと思います。がんばれニッポン!

 

www.soccerdigestweb.com