キャンプが始まったこの時期の主力2人の移籍は今季のチームプランを覆す事態。世界レベルでは１月と6-7月が移籍シーズンなので、起こり得る事態で、そもそもはJリーグのシーズンがサッカー界でのあるあるを無視しているからチーム作りの大事な時期にこういうことが起きてしまいます。もっと大きな海外移籍の動きがある6-７月はシーズン真っ盛りで、そこで戦力に大きな変動が出てしまうのも問題。やはりJリーグの日程は世界基準に合わせて欲しいと思います。
橋岡の欧州チャレンジは想定の範囲内ではあり、だから右サイドは計算できる西を獲得していたのでしょう。4バックの右サイドは西、トーマスで安泰です。それよりもCBに不安が残ります。槙野、岩波、トーマスの3枚では、3バックにすると控えがいなくなります。大ベテランの阿部、高卒ルーキー藤原、ユース出身福島にも出場チャンスが回ってきそうな層の薄さは不安です。
レオが抜けるとFWもどうなることか。興梠は怪我で序盤戦欠場が確実で、シーズン当初は杉本、武藤の2人しかFW登録がいないことに。杉本1トップで、武藤、武田、明本から一枚をシャドーにする、あるいはこの3人のうちから2枚を起用するゼロトップにするしかなさそう。チャンスは作れても得点力に不安が残る前線になります。
フロントは移籍金から補強に動いているのでしょうが、海外からの移籍は緊急事態宣言が延長されて、外国人入国停止の状況では契約ができてもチーム合流がいつになるのか予定がたちません。リカ将戦術を理解する時間も思うと、前半戦は既存メンバーでやり繰りして戦うしかないと思われます。
このメンバーでどう戦うのか、新監督の手腕に期待したいと思います。
橋岡大樹選手 シント=トロイデンVVへ期限付き移籍 クラブ間合意のお知らせ | トップチームトピックス | URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
