天皇杯の劇的勝利でACL出場権を獲得して一週間。早くも来季に向けてオフシーズンの移籍情報が飛び交っています。
2022はW杯イヤーということでJリーグだけでも過密日程。ACLもまだコロナ禍でグループステージは集中開催。ターンオーバーができる2チーム分の選手層が必要です。その為の補強ポイントを考えてみます。
FWの補強は必須。杉本の移籍濃厚で、現有戦力はユンカー、興梠、木下に、高卒新人の木原。興梠にも移籍の噂はあり、年齢的にもフルには厳しい。ユンカーもケガが多い。木下、木原はまだ、計算できない。実績のある計算できるFWの補強は必須。
攻撃的中盤は4-2-3-1で3枚を基本とすると、6人は欲しい。関根、江坂、小泉、汰木、大久保の名前が上がるが、田中達也、伊藤涼移籍、武田レンタル、汰木にも移籍情報が出ている。そうなると2人は補強したい。
守備的中盤も2枚を基本とすると柴戸、伊藤敦、平野にもう1人は欲しい。金子のレンタルも決定。大卒安居が伊藤敦のように初年度からフィットすれば良いが、1人は補強したい。
最終ラインはまずはセンターから。ショルツ、岩波の2枚は盤石。犬飼、知念、大畑と補強。工藤も昇格、藤原が復帰するのかレンタル継続か。枚数は足りている。
右サイドは酒井、西と安心感はあるが西には移籍の噂もある。馬渡の加入大卒新人宮本と補強は十分。
左サイドが問題。宇賀神退団、山中移籍、荻原レンタル継続で左サイドバックが本職の選手が不在。秋本は攻撃的中盤にカウントしないで、左サイドバックとしてカウント。CBでカウントした大畑は左サイドでも起用できそう。荻原が復帰して主力になればと思っていたポジションなので、レンタル継続はなぜ？という印象。重点補強ポイント。
GKは塩田が引退したが、西川、彩艶で盤石。牲川獲得の噂もあり、レンタル中の石井復帰も考えられる。
早くも積極的な選手入れ替えが発表されていますがあとはFWと、左サイドバック、攻撃的中盤の補強ができるか。これらのポジションの補強は噂も聞こえて来ないですが、外国人で探しているんでしょうか。コロナ禍で外国人を獲得しにくく、獲得できてもチーム合流がいつになるか読めないのがチーム編成上は厳しいですね。
ここまでの補強からは、チーム人件費圧縮が狙いにも見えます。コストパフォーマンスのいい補強と評価しますがフル代表クラスがいない、インパクトには欠ける補強。この1年、ユンカー、ショルツ、酒井、江坂と獲得資金を使った反動でしょうか。
それにしても、22シーズンは20シーズンとはほぼ別チームになりそう。3年計画の1年目はなんだったのでしょう。過去にダメ出しをするための1年だったのでしょうか。因みに、20シーズンの主力メンバーはGK西川、DF槇野、トーマス、橋岡、山中、（宇賀神/岩波）、MFエヴェルトン、青木、汰木、長澤（マルティノス、関根、柴戸）、FW興梠、武藤（杉本、レオナルド）といった顔ぶれで、来季もいるのは、西川、岩波、関根、柴戸、興梠。チームスタイルが変わったので、それに合わせて選手も入替ということでしょう。今のチームスタイルは好きなので、今後は、育成からこのスタイルを追い求めていくことを基本にして、ブレないで欲しいと思います。強いレッズを作り上げていく為に必要な改革だと理解はしますが、たった2年でこれだけ選手が入れ替わってしまうのは気持ち的にはキツイものもあります。だからこそ、22シーズンはリーグ戦も、ACLも優勝できるチームにまでチーム力を高めて、これからのレッズのベースとなるチームを確立してほしいと思います。
