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レッズ観戦記 20210902 ルヴァンvsフロンターレ

ナイスゲーム。王者、川崎相手に互角以上の試合展開。PKを与える不運さえなければという素晴らしい内容でした。

夏の移籍期間で田中碧と三苫が海外移籍で抜け、ケガ人も多く決してベストメンバーではない川崎でしたが、チームの完成度はメンバーが違っても変わらない流石の一言。

一方で夏の新加入メンバーのチームへのフィットを高めている過程のレッズですが、江坂と平野、ショルツは早くも馴染んできています。小泉、江坂、平野の同時起用によるボールの動きはワクワク感しか感じません。まだ呼吸が合わない部分もあってのパスミスも見られましたが、平野からの縦パスの出し先が2枚あるのは相手にとっては脅威でしかありません。小泉、江坂にボールが入ればすぐに次の展開に繋がり、もう1人がディフェンス裏に抜ける動きをすれば、両サイドの関根、汰木も思い切ってワイドに駆け上がる、ゴール前に侵入する動きができます。この形で何度もチャンスメーク。リーグ戦で5失点した時のレッズとは別のチームに成長しています。

悩ましいのは小泉、江坂、平野の3枚同時起用時のメンバー構成。江坂がトップ気味になるフォーメーションではユンカーの出番がなくなります。ユンカーも起用するなら、江坂がサイドという形がファーストオプションですが、そうなると、関根、汰木、大久保、田中達也と豊富なサイドアタッカーが宝の持ち腐れになります。小泉、平野のダブルボランチは守備の強度に不安があるので、その選択肢は考えにくくなります。思い切って3バックフォーメーションで3−6−1としてインサイドハーフに小泉、江坂を並べるのはどうでしょうか。あるいは3−5−2でユンカー、江坂の2トップ、小泉、平野のインサイドハーフ伊藤敦のアンカーというのも。ウィングバックは、攻撃的に行くのか、守備的に行くのかで起用選手を使い分けるのもいいのではないかと、レッズの最適解を考えるだけでワクワクしてきます。

試合ごとに形を変えて、それにあった選手を起用して、ターンオーバーにもなって疲労蓄積もさせないという闘い方ができるチームができてきているように見えます。これなら、ACLを戦いながらJリーグでも優勝争いができるように思います。ますます期待が高まった、そんな試合でした