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代表観戦記 20230912 VSトルコ

敦樹の代表初ゴール。素晴らしい強烈ミドル弾。レッズサポとしてはこれだけでもお腹いっぱいですが、得点につながる崩しの連携も見事。右サイドを堂安とのパス交換で崩してから中に切れ込んでワンツーからの豪快シュート。理想的な攻撃の形からの得点でした。これで敦樹は完全にヨーロッパのチームに見つかってしまったので、来年はレッズから巣立ってしまいそうですが、これは喜ばないとです。レッズのOBでは抜群の安定感のキャプテン航は代表に欠かせないプレイヤー。橋岡は菅原、毎熊と比べて守備の強度という特徴はあっても、右サイドからの崩しが攻撃戦術である今の代表だと、守備固め要員にしかなれないのでそこが課題です。

全体としては、ドイツ戦と比べると粗さが目立った試合でした。10人のターンオーバーで連携不足が目立つ内容。古橋が前に構えるのは仕方がないとしても、久保もいけいけで前に上がっていってしまう。一方で、最終ラインは比較的深めに構えて思い切ってラインを上げない。結果、ボランチの二人のカバー範囲が広くなり、中盤でのボールチェック、奪取ができずに何度もピンチに。チーム戦術が右サイドから崩してが基本だとしても、左サイドは伊藤洋が守備で構えるばかりで中村との距離が開いたままに終始。中村としては、右サイドでチャンスが作れればゴール前に入っていくという動きをして2得点の結果を出せたが、決めただけでチャンスメークに絡むシーンはなし。左SBには森下が控えていたのに使わなかったのは伊藤洋を軸にチーム作りをしていきたいということでしょうが、左からの攻撃が三苫の個人技頼みになってしまうので左SBのオプションを次の代表戦では試してほしいものです。長友が復帰しても、まだまだ通用してしまいそうな左SBは代表の大きな課題です。守りでは体も張れて、オーバーラップもインナーラップもできるレッズの秋本は推したいですが、足元の技術がもう少し欲しいところです。

ヨーロッパ遠征で連勝という結果。ドイツに内容でも勝利し、ターンオーバーしてもトルコにしっかり勝ち切れる。W杯で優勝を目指すという大口が、実現可能性のある目標に変わってきている期待感が持てる2試合でした。

 

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