TAK_610が語る

サッカー、旅、食べ物、モノなどなど、いろいろ語ります

代表観戦記 20221205 W杯 vsクロアチア

期待を抱かせてくれた森保ジャパンに感謝です。新しい景色までもう一歩。前回準優勝、FIFAランク12位のクロアチアと互角な展開での引分けは世界に肩を並べるまでになった証で、胸を張れる結果です。PK戦は、くじ引きのようなもので、トーナメントで進出チームを決める為だけのルールなので、勝ち負けは時の運でしかありません。亡き名将オシムPK戦になると監督がすることはないとロッカールームに引き上げてしまっていたくらいで、PK戦の結果は仕方がありません。

第一次森保ジャパンの健闘を讃えつつ、今日から4年後に向けた戦いが始まります。

まずは監督人事。森保監督続投論が高まっていますが、4-5-1, 4-3-3, 3-6-1のシステムを臨機応変に使い分け、ハイプレスも、ブロックを作って守りを固めることもできる、試合中にも戦術変更する日本スタイルを作り上げた手腕は評価に値します。この戦い方を引き継いでいけることが次期監督の条件です。まだ、W杯本戦で、世界のトップ10との戦いで主導権を持った試合運びができるとは思えませんが、FIFAランク10位以下とは、クロアチア戦のような互角な試合展開は考えられます。その上で、ベスト8以上を狙うには、守る時は守り、攻める時には攻めの形を持っているチームを作っていく必要があります。森保ジャパンはそのバランスをうまく取りに行くチーム作りが最後にはできていたと評価できますが、攻めの部分では力攻めができない弱点だけは残りました。これは、攻撃陣の個の力も必要となってくるので簡単ではありませんが、戦術三苫だけではクロアチアには通用しないし、コスタリカレベルでも破れないので、もう一つ二つバリエーションが欲しいですし、前線でボールを保持、コントロールできて、かつ決められるトップが欲しいところです。監督人事、チームスタイルは、アジアでの戦いと、W杯本戦での戦い方が違ってくるだけに、柔軟性を持たなければならず、悩ましいところです。名前が挙がっているポステコグルーやマスカットは攻撃的で魅力的なサッカースタイルですが、守りに強いのかは疑問があります。そうすると、やっぱり、柔軟性があることが証明された森保続投の線が濃厚かもしれません。

一歩ずつですが、大会のたびに世界のトップレベルに近づいていることが感じられるサムライブルー。4年後には、壁を破って新しい景色が見られることを夢見て、応援します。そして、その為にもJリーグを盛り上げなければ。