TAK_610が語る

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レッズ観戦記 / 経営情報

昨年度の決算が発表されました。当初予想より赤字幅は縮少しましたが、それでも大赤字。過去の累積もあり、鳥栖のような債務超過にはなっていませんが、今年も同レベルの赤字を出せば他人事ではなくなります。

内容としてチケット収入減はコロナ禍で収容人員制限があるので仕方がありません。また、一昨年はACLで決勝まで勝ち上がったこととの差もあります。

スポンサー収入はコロナ禍前にスポンサー契約をしていたでしょうから横ばいは当然。

来場者が大きく減少しているにも関わらずグッズ収入が微減で済んでいるのはサポーターの気持ちの現れ。

分配金、その他収入は成績連動なので、勝てるチームでなければ当然の結果。

経費面では全般的によく節減しています。入場制限による自然減もあるでしょうが、簡単に達成できるレベルではない削減率です。チーム運営費の大半になる選手、スタッフ報酬は横ばいですが、選手、スタッフとは契約がある以上、シーズンが始まった後ではどうにもならないのも仕方がありません。

今期も、コロナ禍は続いていて、観戦者の制限が続いているので入場料収入の回復は期待できません。シーズン後半には制限がなくなることを期待したいですが、経営が考えるのは最悪のケースでしょう。気になるのはスポンサー契約です。コロナ禍の影響はスポンサー各社にもあるでしょうから収入が維持できるのかが心配です。

その他収入では、移籍金が期待できそうです。レオナルドは億単位、橋岡も完全移籍になれば移籍金が発生するはずです。

経費面では選手、スタッフ報酬の削減が見込まれます。主な放出選手にレオ、エヴェ、マウリシオ、ファブリシオマルティノス、長澤、青木、橋岡、鈴木、武富、岩武に加えて、柏木。新加入は西を除けばステップアップと新人の日本人中心で年俸は相当抑え込んだ感があります。ユンカーがどれだけの投資なのか次第ですが、経営的にはここが今年の最大のポイントだったと思われます。新加入選手は当たりで、新監督の戦術ともマッチしているので、年俸を抑えつつ、成長余地もありながら戦力ダウンさせないように補強戦略をしたフロントはいい仕事をしました。この報酬削減と、移籍金収入で赤字解消が見えそうです。

これで、ワクチン接種が進んでシーズン後半に入場制限が緩和されれば経営としては安泰です。コロナ禍から1年で筋肉質の経営体質に作り替えた経営陣の手腕を評価したいと思います。

もうしばらく、コロナ禍の辛抱です。サポーターとして微力でも、グッズを買ったりしてチームを支援したいと思います。セカンドユニフォームのデザインが気に入っているので、それかな?

 

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