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レッズ観戦記特別編 不祥事対応

ベガルタの道渕。日曜日のさいたまスタジアムで普通にプレーしていたのはなんだったのでしょうか。本人にしてみれば、今まで特段の処分がなかったので、チームからは許されていたと思ってプレーしていたのではないでしょうか。本来、逮捕された時点で、最低でも謹慎処分として、事件の推移を見て最終処分を決めると公表すべきでした。そうせず、突然の契約解除は、道渕に対しても罪な対応です。

Jチームも企業である以上、コンプライアンス厳守は当然で、不祥事こそ公明正大に速やかに対処しなければなりません。隠蔽して、内部処分もせず、なかったことにして働かせ、明るみに出れば知らなかったという子供の言い訳にもならないコメント。企業ガバナンス上も、最悪の対応ですが、人気商売のスポーツビジネスでは更にダメージを深くしてしまいます。

サポーターから非難の声が上がり、クラウドファンディングの中止にまで追い込まれる。一般企業で言えば不買運動を起こされているようなもの。債務超過も確定的な状態で、信用状況が悪い上に、不祥事を隠ぺいするような会社に追加融資する銀行はないでしょうから会社として存続できる状態ではないということ。シーズン終了まではJリーグが資金繰りの面倒を見るのでしょうが、会社としては実質倒産していると考えられます。

これでは残念ですが、一度、会社は潰すしかないでしょう。そして、プロ野球楽天のように、誰かが新会社を設立して、経営陣を一掃し、選手、スタッフを引き継いて新生ベガルタとするのが杜の都にチームを残す方法ではないでしょうか。Jリーグにこの形のチーム存続を特例として認めてもらえればですが。

不祥事対応を誤ったことで、会社救済の可能性を自ら潰してしまったとしか思えない今回の事態。経営陣が経営の基本の「き」も理解していなかったが為に、選手、スタッフ、サポーターも不幸にしてしまうことにもなりそうな事例です。

 

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