Jで育った選手の欧州移籍。リーグのレベルが上がったいる証拠であり、選手育成プログラムが機能している結果は喜ばしい限りです。
ただ、シーズン真っ只中、リーグの中断があるわけでもない時期に主力選手が何人も移籍するのではチーム作りへの影響があまりにも大きいのではないでしょうか。シーズン開幕時のチーム構想が、シーズン中に崩れ、再構築する時間も与えられずにシーズン後半の順位争いの佳境に入る。それで結果を求められる監督には酷です。また、スター選手がこのタイミングでJに来ても、チームにフィットする時間がなければ期待される活躍もできません。
夏場に世界の移籍市場が盛り上がるのはわかりきったこと。1年間を睨んだチーム作りをするためには、リーグのスタートを秋口、真冬の中断期間も想定して8月お盆明けにすべきではないでしょうか。
真冬のゲーム開催が北海道、東北で厳しいというのはわかりますが、ヨーロッパの各リーグは中断期間を考慮して対処しています。Jでも同じようにできるはずです。
日本サッカー、Jリーグの更なる発展、強化の為にも、改めて真剣に検討して欲しいと思います。