TAK_610が語る

サッカー、旅、食べ物、モノなどなど、いろいろ語ります

レッズ観戦記 20240310 vsコンサドーレ

シーズン初勝利。

興梠、前田のスタメン起用で前節までの課題を修正してくれました。興梠の動きは秀逸。ボールを引き出し、タメを作り、ディフェンスラインを乱して前田が入り込むスペースを作り出します。

前田はスペースをうまく見つけてボールを受けて何度もチャンスメーク。興梠の動きに合わせたいい位置取りでした。

敦樹と佳穂もいい動き。グスタフソンの並びまで下がってビルドアップを助けたと思えば、2列目の位置でボールをさばき、さらに興梠が空けたスペースまで駆け上がったりと縦横無尽。2人揃って足を攣るのも仕方がない走り。

3戦目で戦術理解が進んで、選手の動きに応用力が生まれてくるのは去年と同じ。興梠の先発起用で変化が起きてACL優勝まで一気にチーム力を上げていった去年と同じように、リーグ優勝まで突っ走って欲しい。

心配なのはショルツ。前田、佳穂、敦樹は単に攣っただけのようだが、ショルツはハムかもしれない。歩いて退場したので重傷でないことを祈るばかり。

ヘグモ戦術はウィングとインサイドハーフへの負担が大きそうで、シーズンを通してメンバーを固定し続けるのは厳しいかもしれません。バックアップの選手は十分いるので、まだ、リーグ戦に出ていない選手にも戦術理解を高められるように早い時期に試合出場させられるといいかもしれません

 

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レッズ観戦記 20240303 vs ヴェルディ

ホーム開幕戦に参戦。選手入場時のコレオが最大の見せ場。スタンドはコレオ作りに協力しているので、その場では分からず。後で確認して改めてさいたまスタジアムのコレオに感動。

試合は前節から1週間何をしてきたのかという内容。先発は変わらず。ベンチも前田が高橋に代わっただけ。メンバーが変らなくても戦術の修正はできるのにそれもわずか。グスタフソンと最終ラインのパスコースを切られて、なかなかゲームメークできないのは変らない。敦樹か佳穂がボランチの位置に下りて、一旦、パスを受けてからグスタフソンに渡す工夫があっても良かった。交代で岩尾が入ってやっとそれをしたらボールがつながるようになったのでそこがまずは改善ポイント。

アゴサンタナは前線にはっているだけで動きがあまりにも少ない。マークを外す動きもなければサイドに流れてゴール前にスペースを作ることも、ちょっと下がってボールを受けるポストにもならない。交代で入った興梠の動きでヴェルディ守備に綻びが出たのと対照的。トップが動いてスペースを作ってそこにインサイドハーフが駆け上がったり、ウィングがサイドから切れ込むことでチャンスを作るように修正が必要。

全体的に距離間がありすぎてコンパクトでないこともボールがつながらない原因。ディフェンスでラインが下がっても、それち応じたポジショニング修正が不十分。攻撃時の基本的な立ち位置を決められているのでしょうが、試合状況に応じて選手判断の柔軟性も欲しい。

心配になったのは酒井のコンディション。プレーの判断ミスはあるし、クロスの精度は低いし、まだ痛いところがあるのではと思ってしまう。

グスタフソンはボールを触った時はさすがのレベル。チャージされてもボールロストは少ないしワンタッチでも鋭いパス、スルーパスでもコース、タイミングは見事で思わず声が出てしまう。最終ラインからボールを引き出せるようになれば得点につながるプレーを連発できそう。

交代出場のは評価。興梠の動きはヴェルディディフェンスのマークを混乱させて終盤の猛攻になり、岩尾の的確なポジショニングでボールが周り、中島のカットインでサイドに穴が空いて、大畑がその穴をついて、その結果がPK奪取。高橋も投入したパワープレーをするまで早くも開き直ったヘグモ監督はギリギリ落第を免れたというところ。交代選手への指示が的確だった結果だと信じたい。

次節はミシャとの対決。3バックの両脇をつくか、5バック気味になった時は中盤を支配してサイドバックも攻撃参加するところにグスタフソンのスルーパスを通してという形が狙えるでしょう。

先発の入れ替えとしては、1トップに興梠。右ウィングにコンディションが許せば前田かソルバッケン。中盤に岩尾を入れて、ビルドアップではダブルボランチの形で最終ラインからの受け手を2枚にする。そして左サイドバックは本職の大畑。2試合で浮き彫りになった課題に対処するにはこのくらいの手は打ってほしいところです。

 

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なでしこ観戦記 20250228 五輪最終予選vs北朝鮮

国立に参戦。パリ行き切符を見事に勝ち取りました。なでしこジャパンおめでとう。

アウェイサポ席は北朝鮮サポで満席。国家予算でサポ席買上げしたのでしょうか。

でも国立はニッポンサッカーの聖地、ホームです。2万人がニッポンをサポート、3000人の北朝鮮国家サポがいても、完全アウェイの雰囲気を見事につくり上げました。

4日前の試合では劣勢だっただけに不安を感じていましたが、池田監督は見事に修正してきました。フォーメーションを4-3-3から3-4-3に変更。熊谷を最終ライン真ん中におく3バックにしたことで、守備が安定。元、現浦和レッズレディース3人の最終ラインが守りを固めて、左サイドに起用した北川の守備の負担を減らして積極的に攻撃参加できるようにしたことで、左サイドからの崩しが効いていました。

北朝鮮の球際の強さはさすがでしたが、ホームではニッポンも負けていません。当たって、抜かれても追いかけて寄せる、気持ちで負けていません。

1点目はセットプレーからのポストに弾かれた球を慌てずに押し込み、2点目はショートカウンターから清水が1人交わしてピンポイントセンタリング、藤野もきれいに合わせたお手本のようなゴール。

そして前半終了間際の大ピンチはゴールラインを超えかけたボールを山下がスーパーセーブで掻き出し。ビッグプレーでした。

試合を通じてよく走り、つなぐ時はつなぐ、蹴り出す時は蹴り出すとメリハリをつけた試合運び。いい試合でした。

主力が、猶本、宮沢ら遠藤と3人も主力がケガで召集できなくてもしっかり勝ち上がるなでしこ。次はパリで監督の宣言通り一番輝いているメダルを勝ち取ってくれることを期待したいとと思います。

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レッズ観戦記 20240224 vsサンフレッチェ

チームの完成度の差が明らかな完敗。

前半、早い時間帯はヘグモレッズの攻撃戦術が見えていましたが、組み立ての基点になるグスタフソンがと最前線のチアゴサンタナを徹底マークされるとチームが全く機能しなくなりました。

グスタフソンがマークされて組み立てでパスの出しどころに迷うところにハイプレスがかかり、前線までボールが繋がらなくなる悪循環。2ndを拾われて、最終ラインはどんどん低くなり、それでも3トップは前線にはっているので広大なスペースが中盤にできてしまう。そこを広島に支配されるという悪い見本。修正点だらけの内容。

まずはチアゴサンタナ。前線にはっているのはいいが、マークを外す動きが少ないし、ファーストディフェンスの動きはしてもらわないと。代わった興梠のプレースタイルを勉強してほしい。

グスタフソンのポジショニングの工夫も欲しい。ディフェンスラインが下がってしまった時は、グスタフソンも距離感を保てる程度に下がらないと最終ラインからのパスも出せない。

インサイドハーフとウィングの連携はもう少し工夫が欲しい。佳穂はサイドハーフもやっていたので、関根との絡みは悪くなかったし、ビッグチャンスも作れていたが、敦樹と松尾は連動できてなく、松尾は孤立、敦樹は消えてしまう時間が多かった。広島のハイプレスが厳しかったので、敦樹はグスタフソンと並んでボランチ的プレーをする時間があっても良かった。

守備時のブロック陣形はどうするのか。3トップはどこまで下がってブロックに入るのか。4-4-2のブロック陣形ではなさそうだがそこが見えない。

良かったのは交代で入った前田と興梠。前田の突破力とクロスの精度は期待できそう。マークを外して、ボールを引き出す興梠の動きは変わらず秀逸。わずか20分のプレーでチーム最多シュート数。

監督が代わり戦術も変われば、シーズン初戦はチームのできが不完全なのはいつものことですが、何試合でチームの形が機能するのか。かなり心配になるリーグ開幕戦でした。次節はスタジアムでサポート、チェックします。

 

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レッズ観戦記 24シーズン開幕直前

いよいよ24シーズン開幕が迫ってきました。

監督交代、それに伴う戦術変更、選手の大胆な入れ替わりと期待と不安が入り混じっています。リーグが始まって、戦術浸透度と選手のフィット具合を確認するまではむしろ不安が強いところです。

Outがホセカンテ、シャルク、秋本、荻原、柴戸、平野、岩波、馬渡、知念

Inがソルバッケン、グスタフソン、チアゴサンタナ、松尾、武田、宇賀神、前田、渡邊、佐藤、井上、石原

レギュラークラスのoutも多く、新加入選手が穴を埋めてフィットするのかは実績だけではわからず試合を見てみないとです。特に、左SBの秋本、荻原の代わりは去年はバックアップだった大畑か、復帰のウガなのか、渡邊がコンバートされるのか。球際に強く、攻撃参加も積極的で、最後まで走りきる2人の代わりはなかなか想像がつきません。

フォーメーションが4-3-3になるとのこともあり、攻撃的ポジションは昨シーズンと様変わりしそうです。どういう戦い方になるのか期待でいっぱいです。シーズン初戦、広島戦、大注目です。

 

【開幕スタメン予想|浦和】懸案ポジションだった左SBは新加入の渡邊凌磨。最終ラインから中盤までは固まりつつある | サッカーダイジェストWeb

代表観戦記 20240203 アジア杯vsイラン

完敗。日本の弱点を曝け出してしまった試合。

肉弾戦とロングボールの組み合わせに弱いのは昔から。ハイプレスで効果的なロングボールを蹴らせないようにして弱点をカバーするのが基本であったはずが全く機能せず。左サイドの前田のチェースは効果的だったこと、前半は堂安のプレスも効いていたので、体力的な問題だったのでしょうか。

となれば、ベンチワークに問題あり。後半の堂安は明らかに疲れが見えていたし、久保も精彩に欠けていたし、板倉は動き出しの遅さが前半から見えていたので交代カードは選手コンディションを考慮すべきだったかと。また、ハイプレスがはまらない状況でロングボールに対抗するには守備ラインを固めてスペースを埋めることでも良かったはずで5バックにしてカウンター狙いに後半から戦術変更することもできたのではないかと。

週刊誌記事もあって、選手も監督も試合に集中できていなかった、チームの一体感が失われていたというのもありそうです。

手痛い敗戦でしたが、過信は勘違いだったことに気づけました。まだ、日本はそこまで強くなったわけではないと、W杯に向けて気持ちを引き締め直すきっかけにもなります。本当に強い日本代表になるためのいい薬だったねと言える大会と将来言えるようであってほしいと思います。

 

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代表観戦記 / 20240131 アジア杯 vsバーレーン

ナイスゲーム。日本の良さが際立ついい試合でした。

唯一残念だったのは失点シーン。彩艶にまた批判が出ていますが、批判されるべきプレーは失点時のプレーではなく、その前のプレー。半端なセービングでコーナーに逃げざるを得なくなったことでこの失点シーンになってしまいました。

この試合で素晴らしかったのは毎熊。攻めて良し、守って良し。中に、外にとポジショニングが冴えていて、判断も早いし、先制点につながったロングシュートは圧巻。久保と堂安がポジションチェンジをするのに合わせた位置取りとプレーの選択は見事でした。

守りを固めてくる相手に対して、この日の戦術はばっちり。狭いスペースもワンタッチ、フリック、ドリブルで切り崩していく2列目の久保、堂安、中村、その3人をサポートして前線に顔を出す毎熊と旗手、ポストかと思えばターン、裏抜けしていく上田とバーレーン守備を見事なまでに無力化していました。キーパーのファインプレーがなければもう2-3点取れていた内容です。

欲を言えば、後半、スペースができたチャンスを三苫と浅野には決めてほしかったところです。三苫は復帰戦で試合勘を取り戻してもらえれば良しというところでしょうか。

伊東の報道については逆告訴していたり、離脱発表がとりあえずなくなったりと、想像するところはありますが、微妙な問題なのでスルーします。

次は事実上の決勝戦ではと言われているイラン戦。イランのエース、タレミは出場停止ですが、日本も旗手のけがは深刻そうだし、板倉も微妙な感じで手負いのチームどうしの戦いになりそうです。選手層の厚さで、けが人不在を忘れさせるゲームで勝ち抜いていくことを期待しています。

 

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