ACLに向けた壮行試合を等々力を借りてやらせて頂いた感。試合の結果は1-1の引分けでしたが、内容は悪くないし、反省と収穫も確認できた試合でした。
反省は、サイドの守備。失点シーンは家長と脇坂のテクニックにやられましたが、上がった左サイドの裏を突かれ、カバーに戻ったマリウスが家長に交わされてしまったことで失点。その後、左サイドで秋本が上がったスペースをつかれ、ショルツが遠野に抜かれたシーンも大ピンチでした。サイドのスペースをどうカバーするのかは修正ポイントです。
最大の収穫は早川。テクニックは見事。左右どちらでも、真ん中でも生きるボールコントロール。パスも出せるし、ドリブルで抜ける、キープもできてシュートも撃つ。小柄なのに体もはれて、当たり負けしない。たった15分のプレーで同点ゴールにつながるラス前パス、ホイッスル直前の狭いスペースでパス交換を繰り返してのシュートと、インパクトも結果も見せてくれました。早くもレッズ一押しの選手です。スタミナつけて、体も成長すれば恐ろしい選手に成長してくれそうです。
チーム全体では川崎相手にパスをつなぐサッカーを見せてくれました。関根や大久保が華麗にパスで崩すプレーとは、今シーズン始まってからの2か月で一皮も二皮も向けた感じです。メンバー固定の効果で息が合ってきました。
川崎の懐の広さには感謝です。試合終了後、川崎側の選手挨拶中にも関わらず、ACLに向けた赤き血のイレブン大合唱を許してくれました。チームが帰る時のチャントと見送りも配慮してくれた様ですし、大型スクリーンに最後に応援メッセージまで。ACLで負けるわけにはいきません。世界に俺たちの誇りを見せつけましょう。
