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レッズ観戦記 20230225 vs Fマリノス リカに頭を下げてでも

開幕から連敗。前を向くには根本からの見直しが必要と思わせる試合内容。チーム戦術が何なのかがまるで見えません。早いですが監督交代を考えてもいいと思わされます。

ハイプレスを強調するあまり、高い位置でボールを奪うことが目的化しています。ボールを奪ってもフリーでボールを受ける選手が前線にいないシーンが目立ちます。本当にボールを奪う位置はボランチラインあたりで、そこから攻撃を組み立てればいい。岩尾を起用するのはそれが狙いで、ハイプレスはパスコースを限定できれば十分なはずです。もう一列前で無理に奪う必要はないのに、それを目指しているようなプレーになっています。

リンセンの仕事は得点に絡むことでプレスをかければいいわけではなく、チャンスメークの為のポジション取りや、ディフェンスラインの裏を狙う動きなのに、ハイプレスの意識ばかりが目立ちます。交代で興梠が入ってからはいくつもチャンスシーンがありましたが、ボールを引き出してポストにもなる、あの位置どりです。90分保つなら興梠がファーストチョイスになるパフォーマンスでした。

モーベルグは明らかにコンディション不良。得意のカットインからはヘナチョコシュート、後半最大のチャンスは利き足にこだわって撃つこともできずでは起用そのものに疑問を感じさせられます。

交代策で有効だったのは興梠だけ。モーベルグのできを見れば関根への交代は必然。松崎投入はボランチ1枚削って攻撃カードを増やしたかったのでしょうが、興梠のプレーで可能性を感じ初めていたのにかえってバランスを崩して、チャンスを作れなくなり、あげく2失点目。

負け試合で交代カード2枚を残して試合終了。残る控えは柴戸、荻原、犬飼、彩艶でしたが、荻原は攻撃的にもなれるし、佳穂、大久保の疲労度を見れば秋本を前線に上げる為の起用もあり。柴戸のボール奪取力に期待してインサイドハーフ起用でもいい。捨て身でショルツを2トップに上げて、犬飼投入という策だってあり。なのにベンチは動かないまま。開幕2連敗が見えてきても試合途中の戦術修正もわずかだし、フレッシュな選手での打開も図らない。去年のリカなら基本コンセプトを一瞬忘れて勝に行く柔軟さもあったのに、その気配は感じられませんでした。

このパターンはその昔、降格寸前にまで追い込まれたゼリコを思い出させます。あの時はそもそもコンセプトも曖昧でしたが、勝つためのパターンが見えてこないことでは共通項もあるような気がします。

間違えに気づいたら素早く修正する。フロントにはそうあって欲しいと思います。今ならリカはまだ浪人中。リカサッカーが染みついた選手が大半です。頭を下げて、リカに戻ってきてもらってはどうでしょう。

試合後、ブーイングで選手を迎えたゴール裏が、選手を鼓舞するチャントに変わりました。まだ、サポーターはいまの選手は戦えると信じて応援を続ける姿勢でいます。今なら間に合います。

ゴール裏

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