今シーズンワーストゲームと言っていい試合。
策士策に溺れるとはこのことでしょうか。
立ち位置がどこなのかわからない流動性を持たせた江坂、松尾、小泉、大久保は、結局はボールを出す時に誰がどこにいるのかをいちいち確認しないとわからない。ポジションチェンジするからか、前線からのプレスがかからない。結果、引いて守るので早い攻撃が出ない。岩尾が狙われても、伊藤が前目にポジショニングしているとだれもフォローできず、中盤の主導権が握れない。挙句、岩尾のパスミスを奪われて失点。2列目からの飛び込みに岩尾がつききれずに2失点目。
リンセンは期待に違わぬプレー。PSGとの親善試合でのケガさえなければ、違った闘い方ができたと思わせてくれたプレー。残り4試合は来季に向けてリンセンを軸にするチームをつくりあげるための選手の相性を試していって欲しい。キーパーも彩艶を正GKにして、試合経験を積ませることを優先してほしい。もう、タイトルもなければ、リーグ戦順位も気にしてもしかたがない順位にしかならないので来季に向けたチームの形を作ること優先で。チームスタイルの基本形は固めた上でのバリエーションにしないと、毎試合、変わっていては選手も感覚的に動けない。
そして、3年計画の3年目にこの結果という総括をしっかりしてもらいたい。期待を持たせてくれるサッカーをするチームに作り上げたことは評価するが、結果を得るために何が違ったのか、それははっきりさせるべき。