昨日、代表のインタビューが出たが、無観客、観戦者数制限があるままのチーム経営が厳しいことがよくわかります。
入場料収入で昨年度23億円あったものが、今期はどこまで下がるのか。昨年の平均入場者が3万人を超えているので、最大5000人がシーズン一杯続けば、単純計算で1/6になってしまう。昨年はACLもあったので、その分、試合数も減ることになる。20億円の収入源というのは現実的なところと思われる。
その上で、10億円の赤字予想だが昨年の経常利益が1.4億円なので、20億の収入源に対して9億円の経費削減をしてようやく達成できる内容。昨年の営業費用が81億円なので、10％以上の経費カットになるが、最大の経費であるチーム運営費はカットしないということのようなので、なにを削ればそんなに経費削減できるのか。埼玉スタジアム（＝埼玉県）がスタジアムの無償使用協力してもらってもなかなか難しそうなレベル。
そして、仮に10億円の赤字で済んだ場合、過去の利益剰余金が12億円あるのでまだ債務超過にはならないが、過去の利益の蓄積の大半を吐き出してしまうレベル。レッズは過去の蓄積があるのでギリギリ耐えられそうだが、他のチームにその体力があるのか甚だ疑問。鳥栖はコロナ前でも債務超過と報道されていたし、他にも債務超過になるクラブが続出する可能性があり、ライセンス交付上是正勧告に該当するし、債務超過のクラブがそもそも資金繰り上、存続し得るのかという問題も生じてくる。
Jリーグでこの有様で他のスポーツはどうなってしまうのかとも思う。観光や外食にはGO TO キャンペーンがあるが、スポーツやエンターテイメントはそもそも長期に亘る集客の自粛を求められていて、集客活動もできずに大赤字を覚悟しなければならない。ウィズコロナ時代にも、生活を豊かにするこうした事業が継続できるような方策はないものだろうか。
個人的には、グッズを買ったりして応援します。レプリカユニフォームは発注済み。
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