マリノス戦前後から出回っていたリカ将解任報道。正式に発表されました。堪え性のないのは誰なのか。勝利絶対主義の一部サポーターの声はあるでしょうが、決めるのは会社。浦和レッドダイヤモンズ株式会社の体質なのか、3年計画が未達になった責任を監督に押し付けたトカゲの尻尾切りなのか。
なんであれ、通常シーズンなら監督交代もまだ理解のしようがあります。しかし、今年は違います。来年2月、新チーム発足直後にACL決勝というビッグマッチが控えているのです。このタイミングで監督交代して、ほぼ最初の公式戦がACL。戦術熟成は全くできていないチームでどう戦うつもりなのでしょう。ACLは二の次扱いはいかがなものでしょう。世界にアピールするより、世界では話題にもならないJでの勝利に比重を置くという残念極まりない判断です。
リカ将でJの優勝を狙うのは無理なのでしょうか。確かに今年も8位と結果は出ていません。その原因は何だったのでしょうか。PDCAで考えると
P: 『「個」の能力の最大限の発揮』、『前向き・攻撃的・情熱的なプレー』、『攻守に切れ目のない・相手を休ませないプレー』
D:岩尾、馬渡、松尾、大畑、犬飼、シャルク、リンセンと積極補強。槇野、宇賀神を放出してまで。
C: 目指すサッカーの形は作れても点が取れない。FWがユンカーしかいないのに故障がちで、シーズン通じてほぼゼロトップ。補強した、犬飼、シャルク、リンセンがケガでほとんどプレーできず。岩尾のバックアップになる平野もケガして後半戦はプレーできず。シーズン中はコロナ感染者が出て、ベストメンバーがなかなか揃わず。
A: だから監督交代
って論理構成はPDCAとしておかしい。こう整理するとケガやコロナという不運があって責任追及しづらい。あえていうなら、ケガ人の発生を前提としたチーム構成ができなかったSDということにもなる。実際にはここまで単純ではないだろうし、外には見えない理由もあるのでしょうから、そこは、きちんと説明してほしいし、次に何を目指して、どう変えるのかも示してもらいたいと思います。