TAK_610が語る

サッカー、旅、食べ物、モノなどなど、いろいろ語ります

新型コロナ疑惑 / ちょっとした発熱でここまでの対応をしているのか

最初に、医療従事者の方々には本当に感謝しなければと強く感じた年末年始でした。ちょっとした発熱でここまで対応がされた経験を共有することで、少しでもその気持ちが伝わればと思います。そして、医療のひっ迫が叫ばれている中での政治の対応への不信感を感じますが、その前に、1人1人がより強い自覚をもって感染防止対策を徹底することを改めて強く感じました。

年末に発熱をしました。すでにかかりつけ医の年内診察は終了していたので、とりあえず様子見と自室で自己隔離することとしました。熱以外に顕著な症状はなく、翌日には熱は下がりましたが、自己隔離を続けて年越し。かかりつけ医が1月2日から、診察をするということで、電話相談でもできればと1月1日のうちにHPで問診票をアップしておきました。すると1月2日、診察開始時間前に医師から電話があり、診察に来るようにと。また、念のため検査もしましょうと。あっさり熱は下がって他に症状もないのに検査をするということに驚き。どうやら検査体制は十分に確保できているようです。そして医師からは車で来れますかと。いや、歩ける距離ですがと言うと、診察はクリニック外に設置したテントで行い、待合がないので車で待機していて欲しいからと。町中の内科クリニックがコロナ対応で、ここまで警戒しなければならないということのようです。クリニックに到着して、到着の電話をすると、早速、防護服にマスク、フェースシールド姿の看護師がやってきて、車の窓越しに診察手続き。その後、テントに案内されて先生をお待ちします。その間にPCR検査用の唾液の採取。のどの奥の粘膜を取る方法ではなかったので、苦痛は一切なし。先生も防護服姿の完全装備での診察。非接触型の体温計で体温チェックと喉の確認。普通と違うのは聴診器の診察はなくて、オキシパルスメーターでの血中酸素チェック。全て異常なしでしたが、PCR検査結果が出るまでは安心できないのでと言われました。症状が特にないので、風邪薬を出しますと言われ、クリニック近くの薬局なら車で待機していれば届けてくれるとのことで、再度、車で待機。薬局も、コロナの疑いがある場合には、隔離して対応できなければならないということで、どこの薬局でもいいということではないそうです。しばらく待っていると薬局の人が、さすがに防護服は着ていませんでしたがマスク+フェースシールドで登場。車の窓越しにお薬をもらって帰宅。

翌日、PCR検査の結果が出ましたと先生から電話。結果、ウィルスは検出されませんでした、でも、陰性とは言いませんと。偽陰性の可能性はあるので、発熱から1週間症状が出なければ正式に陰性と考えられるので、それまでは自宅待機してくださいと言われました。で、今日で一週間が経過。晴れて、正式に陰性となります。これでようやく個人的に新年を祝える気持ちになるところが、世の中は緊急事態宣言間近とやっぱりお祝い気分にはなれません。

お伝えしたかったのは、町中のクリニックでもここまでのコロナ対応をしているところがあるということ。それも年末年始も大晦日と元旦の2日しか休まずに対応しているということ。また、この程度の軽い症状でもPCR検査をするほど、新型コロナの捕捉をしているので、発症者の捕捉率は相当高くなっているだろうということ。当初はPCR検査のキャパが問題になっていましたが、こんな患者も検査して、翌日には結果が出るということは問題解決はされていて、十分な検査キャパはあると考えられるということです。

個々人の意識として感染しないようにという防衛体制は当然ですが、万が一不幸にも感染してしまった時に感染を広げないようにする為に、ちょっとした症状でも医師に相談して積極的に検査を受けるべきなのかなと思います。そして少しでも疑いがあれば自己隔離をするというのが一個人としてできる感染防止対策です。

残念ながら感染拡大は収まらず、緊急事態宣言が今週中にも再度発出されることが確実になってしまいましたが、まずは、個人レベルで感染拡大を防ぐことを意識していくことが重要だということを再認識すべきだと強く感じました。