TAK_610が語る

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代表観戦記 アジア杯を終えて

優勝を逃したことでマスコミは大バッシングですが、勝負は時の運。決勝も、勝てるチャンスはある試合内容で、一つの形の熟成は進んだと評価していいと思うが、課題も見えた大会。

まずは、今の4-5-1の戦術が大迫がトップにいないと機能しないこと。大迫のバックアップになる選手が必須。候補は鈴木優磨が一番手。次のテストマッチでは必ず試してほしい。杉本の覚醒にも期待したいが、レッズで興梠とのレギュラー争いに勝つことが絶対的な条件。

二列目は多士済々なので心配していない。香川がトルコで復活して、南野とトップ下争いをするようになれば磐石。鎌田大地、安部裕葵がここに食い込んでくることも期待。

守備的MFも遠藤航、柴崎のバックアップ必要なポジション。塩谷は思わぬ発掘だったが、決勝のパフォーマンスを見ると遠藤との差は大きい。ケガの多い青山は計算できないし、守谷がその役を果たせるようになるのか。アンダーエージから板倉、中山が上がってくるのか。ゲームメーカーの柴崎の代わりはあまり名前が上がらない。大島僚太が覚醒してくれることを期待するしかないのか。

センターバックは吉田、冨安で磐石。吉田がケガした時に経験値の高いラインコントロール役が槇野で務まるのかがやや不安。

サイドバックは大問題。レギュラーの酒井、長友でも不満足な内容だったが、代わりは不安だらけ。右の室屋は運動量はあるがプレー精度が世界レベルまでにはまだまだ。左の佐々木は緊急事の控えでしかない。可能性がある選手はアンダーエージの杉岡くらいか。

キーパーもシュミットダニエルや山口ルイの成長待ち。権田も含めて安定感を高めてほしい。

チーム戦術も4-5-1フォーメーションだけでなくカタールのように相手に応じて3バック、5バックに切り替えられるようにしてほしい。森保監督が元々、サンフレッチェでやっていた変則3バックを代表でも導入したら面白いと思う。その時に2トップや2シャドーにすれば武藤や浅野も活かせると思うし、サイドの人材難も問題ではなくなる。監督就任からアジア杯までの短期間でチームの形を変えるリスクを避けたのだろうが、コパ、ワールドカップ予選に向けてトライしてみてもらいたい。

 

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