ホーム最終戦。アビスパにはルヴァン決勝に続く連敗。世界にレッズの誇りを見せつけるクラブW杯に向けて内容が気になる試合。岩尾が出場停止で不在だとチームがこうも機能しないのかという結果。岩尾のポジショニング、危機察知力がレッズディフェンスの要だったのか、福岡のカウンターにいいようにやられて、シーズンワーストの3失点。秋本、関根の両SBが超攻撃的で、ゴール前まで上がっていった隙をつかれたところも。世界を相手にするには不安だらけの内容。
話題はオフシーズン。監督退任に続き、ホセカンテ引退、シャルク契約満了。ホセカンテの引退は衝撃的。ハードワークも問題なくできているし、理不尽シュートで1人で決めきる力がまだまだあるのに、引退とは。
オフシーズンの編成は毎年のことではあるが、チームづくりの根幹の監督が一年で、エースストライカーは実質半年。これでは、来年、またチームの作り直しとなり、ACLの決勝トーナメントに進出しても手探りの新チームでの勝ち残りに挑むことになってしまう。複数年契約でなぜなかったのか。家族事情が理由とされているが、事前のリサーチ、契約の取り決めが甘すぎなのではないか。これは編成の不手際と指摘したい。こんな毎年作り直すチーム作りをしていたら、いつまで経ってもレッズスタイルは確立しない。3年計画が達成できず、追加の1年で結果に近づいたのに、再追加のもう1年はまたやり直し。この4年間積み上げてきたものはどうなってしまうのだろう。
