TAK_610が語る

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9月入学を考える

コロナで突然盛り上がった9月入学。賛否ありますが個人的には大賛成。ただ、今、この議論が湧き上がっているのは入学問題以上に学習機会の確保で、卒業、入学時期をずらさないと確保が難しいからです。すでに3ー5月の3か月間の休校期間が生じています。この分は夏休み40日を返上しても埋まりません。また、感染流行第2、3波による中断の可能性も想定しておくべきで、余裕日程を確保しておくべきで、それを考えれば卒業、学年終了時期を4か月先延ばしして7月とすれば十分な学習日程が組めます。

また、受験時期を合わせてずらせばを2ー3月という問題解決にもなります。今でもある、降雪、インフルエンザ流行の問題に加えて、コロナ第2、3波も冬に予想されています。そうなってから試験延期とした時にはどうするのでしょう。最初から受験を5月に予定すれば、冬に第2、3波が来ても今と同じ自粛で5月までには収束させられるでしょう。

さらに、第2、3波が限定的で有ればですが、インターハイ、甲子園を来春に延期開催とすることも可能になります。これは3年生には大きなモチベーションになります。

海外と入学時期が合わせられることのメリットは議論されている通りです。

就職問題は企業は今でも通年採用や、海外留学生の9月入社をしているので、民間企業では大した問題にはなりません。公務員も同じように入庁入所の時期をズラすことがそれほど難しいとは思えません。会計年度との整合性はどうでも良く、今でも企業の会計年度は4月始まりばかりではありません。

唯一、最大の問題は、何月生まれまでが入学対象となるのか。8月生まれまでを対象にすると、来年9月入学の小学1年生だけが人数が多くなってしまうことです。これは5年間かけて1か月ずつズラす等の対応を考えれば良いと思います。

私立学校、大学にはこの間の収入の問題が発生します。制度の変更で自粛要請ではないので、これは国が補填するしかないでしょう。

文科省が方針とすると報道された数年かけて遅れを取り返すのは最終学年に適用できないだけでなく、その下の学年でも取り返せず、現実的に機能するとは思えません。学力が十分でない世代が何年も続いてしまう懸念すらあります。

メリットは明らかで、懸念事項には対処策が考えられる妙案の検討をしない手はないと思います。