2023年はACL制覇、ルヴァン準優勝、J1 4位、CWC4位と60試合で奮闘。23-24ACL予選リーグ敗退と、J1 4位で24-25ACL出場権獲得できなかったのは残念。汚点は天皇杯での暴動騒ぎ。
さて24年は25年の新たなCWCに向けたチーム強化の年。ACLも、天皇杯もないので、チーム強化とJ1制覇を狙うことになります。
年末までにかなりの24年のチーム再編成が発表されました。1番の驚きは土田SD退任。3年計画の責任者が、1年延長しても達成できなかった責任をとったということでしょうか。結果ではJ1優勝、内容では攻撃面で強さを感じられるチームにできなかったことですね。結果は出せませんでしたが、ボールポゼッションする新たなレッズスタイルの方向性を定着させたことは功績として評価しています。
2年連続、4年で3人目の監督交代はやや心配。一方でヘグモ新監督は代表監督にも名前が上がる実績を持ち、レッズスタイルにも合って、今まで以上に攻撃意識が高そうなことは期待です。
スウェーデン代表、グスタフソンの移籍が正式発表。ヘグモ監督の4-1-2-3のアンカー、ゲームメーカーとして大期待。今までの4-2-3-1だと、敦樹とのコンビで岩尾がバックアップになるものと。CBとアンカーのセンター後方がデンマーク、ノルウェー、スウェーデンの北欧トリオ。ユンカー復帰があれば北欧4人衆になりますが、名古屋へ完全移籍になりそうな報道。1トップはクロスに合わせるのが得意なタイプが良さそうなので、ユンカーではないかも。
新加入は右SBの石原、DFの佐藤、井上、そしてMF武田復帰。移籍が右SB宮本、DF知念、犬飼。MFシャルク契約満了、FWホセカンテ引退までが発表されている。in5人、out5人だが、24年に向けて得点王を狙えるストライカーと、2桁得点を取れる2列目と宣言しているのでこれに該当する選手2人の追加獲得はワーク中なのでしょう。ユースからの昇格、大卒、高卒新人は発表がないので今年はなしでしょうか。
ヘグモ監督の4-1-2-3フォーメーションでの選手起用を予測してみます。( )は控え
GK 西川(牲川、吉田)
CB ショルツ、ホイブラーテン(岩波、佐藤、井上)
右SB 酒井(石原、馬渡)
左SB 荻原(大畑)
アンカー グスタフソン(岩尾、柴戸、平野)
インサイドハーフ 敦樹、新MF (佳穂、エカニット、安居、中島、堀内)
右WG 大久保(隼平、安部)
左WG 秋本(関根)
CF 新ストライカー(興梠、高橋、リンセン)
こう見ると補強の最重要ポジションはCF。リンセンは23シーズン通してフィットしないまま。興梠も23後半は失速。年齢的に夏場をはさんでコンディション維持は厳しそう。高橋は高さもスピードもサイドもできる起用さもあってクロスに飛び込む動きにも期待したいが、まだ信頼感を得るにはでしょうか。
SBもやや不安。秋本、関根の起用でしのぐことはできそうとは言え、本職の層の薄さは解消しておくべきかと。
アンカー、インサイドハーフの選手層が厚いがWGも不安。ポリバレントな関根、秋本、佳穂の存在はありがたく24年も複数ポジションで起用されそう。中島もドリブルのキレが戻ってWG起用でサイドから切れ込む形を見られればと期待。
敦樹はいつまでいてくれるのでしょう。ヨーロッパに挑戦するなら早い方がいいし、24シーズンは敦樹がいなくなる前提でチーム作りをするしかないでしょう。
年明けにも選手の入れ替えはもう少しありそうですね。24はJ1制覇と、25CWCに向けて世界でも勝てるチーム作りに期待です。