TAK_610が語る

サッカー、旅、食べ物、モノなどなど、いろいろ語ります

開催して良かったTokyo 2020

東京オリンピックが閉幕しました。

コロナ禍で開催の是非が言われましたが、こういう時だからこそ開催した意義はあったと思います。4年間(今回は5年間)これを目標に努力を続けてきたアスリートにその成果を発揮してもらう機会ができ、それを見ることで感動と、勇気と、希望を得ることができる機会でした。会場で直接観戦する機会が失われたことは残念でたまりませんが、大会期間中も拡大を続けるコロナの猛威の下、安全な大会運営という観点からは仕方がなかったと思います。

オリンピックが終わって、早速、新型コロナ問題がマスコミの話題の中心に戻り、オリンピック開催の影響が言われていますが、オリンピックをあれだけ煽っていたマスコミの手のひら返しには呆れます。問題は、オリンピックを無観客にせざるを得ない状況であるなら、感染防止対策を徹底的にやるべきなのに、緊急事態と宣言しただけで強いアクションを取らない政策運営の問題が大きいと思います。飲食店に8時以降の休業要請、酒類提供中止の要請こそ出ていますが、町中に出れば、要請を堂々と無視している飲食店がいっぱいあります。特措法では、罰則規定もあるので取り締まれるはずですが、野放し状態。飲食以外にはほとんど規制もなく、これでは人流が減るはずもありません。むしろオリンピック観戦効果で、ステイホームでテレビにくぎ付けになっていた人がいた分、オリンピックには人流を抑える一定の効果はあったはずです。

今回のオリンピックで記憶に残るシーンとしては

サッカー男子:3位決定戦後の久保選手の悔し涙

ゴルフ女子:稲見選手の銀メダル獲得、金メダル狙いの18番ミスショット

ラソン男子:大迫選手の力走

バスケ女子:銀メダル獲得ではじける笑顔。

卓球混合ダブルス:金メダルで伊藤選手が恥ずかしがるほどの水谷選手の弾け方

バドミントン混合ダブルス:銅メダルでも達成感いっぱいのワタガシペアの大歓喜

水泳男子個人メドレー:メダルは取れなくても充実感いっぱいの萩野選手

男子走り高跳び:二人金メダルの歓喜

ラソン男子:ソマリア難民の二人の銀・銅メダル

この他にも、いくつもいい場面がありました。そして、参加選手から、オリンピック開催への感謝の言葉がいっぱいありましたが、それを聞くたびに開催できて良かったという気持ちになれました。

唯一残念だったのは、ベラルーシ選手の亡命。亡命できたこと自体は良かったのですが、平和の祭典であるオリンピック中にこういう事件を起こす国が未だに存在することが残念でした。平和だからこそ開催できて、楽しむことができるスポーツイベント。国境、人種を超えて平等に競ってお互いが尊敬しあえる場所。そういう場を守らなければいけないし、それを今、開催したことを日本人として誇りに思うべきだと思います。

2020.yahoo.co.jp