メンバー固定での中二日はさすがに厳しい。マルティノスのシュートが枠をとらえていれば勝てたかもとは思うが、ボールコントロールミスは多く、それでボールロストをしているようでは、カウンターからチャンスを作るのも難しい。サポートの動きも鈍く、孤立してボールロストするシーンも目立った。後半、飲水タイム後は明らかに運動量も落ちてきて、守れても攻めあがれない。今シーズンの日程ではメンバー固定はコンディション面から難しいのは分かっていたのに、戦術連携が選手間の阿吽の呼吸に頼ってしまっていることが問題。ターンオーバーを繰り返していたシーズン中盤までは、明らかに連携が取れずに得点できない展開が続いていたので、チーム作りではこのあたりに問題がありそう。
試合以外に2つ。1つ目は早くも来期の監督の話。3年計画と言っていたので、初年度が余程、酷くなければ2年目も大槻監督でチームの熟成を図るのかと思っていたのだが。曹さんのスタイルは好きだし、伸びる選手を伸ばす育成手腕を持っていると思いますが3年計画の2年目にチームスタイルをまた変えることになるのはどうなんでしょう。チーム戦術とそれにフィットするメンバーを見直して、そのスタイルに合う若手を育成して、3年目に優勝できるチームになれるのでしょうか。伊東とか武田とか、曹さんに鍛えてもらったら伸びそうな若手はいますが。
レイソルのコロナクラスター発生は残念。それによるリーグ戦の中止は仕方もありませんが、ルヴァン杯決勝も中止となると、さすがに問題。これ以上の日程調整は厳しそうだし、明らかな無感染者だけで試合を強行するしかないでしょうが、ベストパフォーマンスでないチームが監督不在でリーグ杯の決勝戦を戦うというのは残念極まりありません。ACL西地区の惨状を見ていれば、想像は十分にできた事態ですが、こういう事態も想定した、シーズン期間の調整をしておけばと後悔しても後の祭り。年内に、なにがなんでもリーグを完結させようとするからこういう事態に対処のしようがない、リスクマネジメントの欠如です。
