5000人上限で有観客試合再開。少しずつ日常を取り戻す過程の一歩。まだ、コールも、チャントも無しで、元の観戦スタイルにはならないが、いいプレーに拍手、シュートに歓声はサッカー観戦には欠かせない。
残念なのは、選ばれた入場者が観戦ルールを守ってもらえないこと。指笛が鳴り響いていたし、試合後にはレッズコールもあったらしい。アントラーズに勝った喜びは分かるが、今はぐっとこらえて、次のステップに進めるようにすることを第一に考えてほしい。チケットを買えないサポーターの方が多いのだから。
大槻レッズの戦い方は相手チームがどこでも変わらず。守備ブロックを固めて、ボール奪取したら左サイドから崩すのが基本パターン。アントラーズ戦でも左サイドで得たFKから決勝点。サイドチェンジもできて、時折橋岡がオーバーラップして上げるクロスも効果的。この試合では長澤の前線からのチェース、守備ブロックでのボール奪取、チャンスには前線に上がってシュートと八面六臂の活躍が秀逸。心配なのは汰木が後半急にキレを失ったこと。試合中のケガの影響か、連戦の疲労が原因か。
次の真夏の連戦はこの3連戦よりも日程も気候も更に厳しくなるので、どういう選手起用をするのか興味津々。大槻監督の采配に注目しています。
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