TAK_610が語る

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Jリーグはこの機に秋春制に移行すべきでは

新型コロナに伴う緊急事態宣言もあり、すでに実質的に3か月間の外出自粛、巣篭り生活が続いています。Jリーグももちろんお休み、テレビもコロナ報道か再放送ばかりで飽き飽きしています。

学校関連では、3か月の休校に伴い、学習機会の確保という問題もあって9月入学議論が巻き起こっています。学習機会確保が最重要ですが、世界基準スケジュールに合わせることのメリットもあることで、前向きな意見も多数出ています。

学校の9月入学と直接関係するものではありませんが、Jリーグも同じようにこの機に、秋春制に移行してしまうのはどうでしょうか。今月一杯で緊急事態宣言が解除されたとしても、リーグの再開は6月中には難しく、7月からとなると予想されます。開催方式は特例とするにしても、6か月間で、リーグ戦(J1で残り33節)、ルヴァン杯天皇杯を26週(国際Aマッチが無い、あってもリーグ開催)で開催するのがいいのでしょうか。年内(天皇杯決勝1/1まで)に試合を消化するためには、週2回の開催が基本となります。真夏の7、8月は本来は、サッカーをお休みする季節です。その時期に週2回の試合は選手ファーストとはとても言えません。例年のこの時期の試合は、後半になると疲労からプレーの質が落ちて、見る方にとってもいい試合を見ることができません。そこで起きる番狂わせがリーグ戦をおもしろくしている要素はありますが。パフォーマンスだけでなく、無理して編成する日程は選手のケガにもつながるので避けるべきです。

1節だけ消化した今期は無効として、新たに8月中旬からの秋春制のリーグを開催することのメリットの方が大きいと思います。日程的に余裕を持たせたスケジュール編成が可能になります。また、サッカーの本場、欧州のリーグと日程を合わせることで選手の交流がスムーズになります。シーズン半ばでの欧州移籍はチーム戦力バランスを大きく崩して別チームになってしまうこともありましたが、それが減ることになります。

デメリットは、降雪地域の冬のスケジュールが上げられていました。これには日程編成上の配慮が必要ですが、今までもシーズンの合間にあたる降雪リスクが高い1月中旬から2月中旬はリーグ中断期間として日程編成をすべきでしょう。

チーム経営上、既に、半年近く売上が落ち込んでいるのを8月後半まで我慢するのは厳しいと思います。これは、中断しているルヴァンカップを7月から先行して再開、天皇杯も組み込んでいくことで試合開催に伴う収入確保は図るべきです。いつから観客を動員することができるのかは予想がつかず、当面は無観客開催となるように思われますが、放映権料だけでも確保できるようにすべきです。

失われた4か月のの収入を取り返すがために、再開してから試合を詰め込んで辻褄を合わせたいという考えも理解はできますが、それによる無理な日程で選手に負担がかかるのはスポーツチームとして取るべきではないですし、パフォーマンスが落ちた選手・チームの試合を見せられればサポーターを減らす結果にもつながるので避けるべきだと思います。そしてこういう時こそサポーターの力を頼ればいいのです。10万円の給付金の使い道で再開を楽しみに待っているサポーターはDAZNやスカパーと契約します。チームグッズも買います。クラウドファンディングを募れば応募するサポーターは少なからずいます。こうして、今の時期をしのいで、再開後にいい試合を見せてもらいたい。それがサポーターの希望です。

個人的には以前から欧州基準の秋春制論者ですが、それ以前に、今年、無理な日程を組むことでの選手への負担を避けてほしい。それと、秋春制への移行がマッチするので、意見しています。

早く、サッカーの試合がライブで見られる日々が戻ってくることを心待ちにしています。