今日の試合は見ていませんが、絶不調ガンバに1-4の結果とは。これで今シーズンはリーグとルヴァン合わせて1勝2分2敗となり、内容も見兼ねるものがあり監督解任論が出るのも分かります。監督を変えるのは簡単ではないし、週末には次の試合もあるので、今、打てる手を打つことの提言です。
まずシーズン前から気になっていましたがサイドバック人材不足、特に右サイドは本職が誰もいない。遠藤航は器用に対応していますが、迫力がない。今日は後半は阿部がやったようですが、そこに無理があることが明白。
攻撃の基本をサイドからの崩しなのに、レギュラーのマルティノスは空いたスペースに出されたボールにスピードで追いついてというカウンター戦術だと生きそうなタイプ。もう1人の武藤はゴール前への飛び込みとワンタッチの切れが持ち味でシャドータイプ。ルヴァンで使われている荻原は魅力的だが体力的に60分が精一杯に見える。
ワントップの興梠は今の基本フォーメーションだと、ウィングともインサイドハーフとも距離が空きすぎていて孤立している。
総じてコンパクトなサッカーになっていない。
これを打開する為にはミシャスタイルの3-6-1に戻すのが一番の近道。
GK 西川 (福島)
3バック 遠藤航、槇野、マウリシオ(岩波)
ダブルボランチ 阿部、柏木 (青木)
ウィング ナバウト、菊池、(宇賀神) (荻原) (マルティノス)
シャドー 武藤、長澤 (直輝) (武富)
ワントップ 興梠 (ズラタン) (忠成)
( )はターンオーバー要員
ウィングにはまだ見ぬナバウトを期待を込めて入れて見ました。
3バックは原則後ろに構えて相手にカウンターの隙を作らない。阿部が中盤の底に構えて柏木はやや後ろからパスを散らして攻撃の組み立て。両ウィングはサイドをくずす重要な役割は変りなく、新加入のナバウトに期待。時間限定での荻原起用はトライして欲しい。
ストロングポイントが2シャドー。サイドアタックと連動してペナルティエリアに侵入する動きを繰り返す。運動量が求められるので4人でターンオーバーが良いかもしれない。
そしてワントップはシャドーと適度な距離感で孤立しないポジショニングで。
堀監督、週末のマリノス戦でここまで変えてこれるか。急なシステム変更は連係に不安が残るがミシャシステムベースなら去年を思い出すだけなので短期間で形作れるのではないか。今の状態で守るものは何もないので、思い切って大胆に変えてくれることを期待しています。今、手を打てば巻き返せるので、堀監督、思い切って下さい。